この記事で解決したいこと土砂・大雨・浸水・洪水の切替、自分の地点、色、時刻、自治体の避難情報を確認する順番が分からない

結論: キキクルを開いたら、①土砂・大雨・浸水・洪水から心配な災害を選ぶ、②現在地を表示して地名・道路・川等で位置を照合する、③自分の点だけでなく周辺と洪水時は上流も見る、④表示時刻と黄・赤・紫・黒を確認する、⑤自治体の避難情報と現地状況を続けて確認します。黒は災害が切迫または発生している可能性が高い段階なので待ちません。自治体から避難指示等が出ている時は、キキクルの色にかかわらずその案内を優先します。

キキクルは、自宅に色が付いたかだけを見る地図ではありません。災害表示を選ぶ→自分の地点を合わせる→時刻と周辺の色を見る→自治体の避難情報へ進むという順で使います。

黒くなるまで待つ道具でもありません。気象庁は、危険な場所にいる人が紫の段階までに避難することの重要性を案内しています。まず、平時に一度開いてボタンの位置を確かめておきましょう。

キキクルは今どこで危険度が高まるかを見る地図

気象庁「キキクル」は、大雨による土砂災害、浸水害、洪水災害の危険度の高まりを地図上に色分けして示します。現在の雨の状況と今後の予測を踏まえ、10分ごとに更新されます。

「雨量が多い場所」そのものではなく、土壌への雨のたまり方、地表面の水のたまりやすさ、川へ水が集まる時間等を用いて、災害の危険度が高まる場所を表す情報です。

ハザードマップとは確認する時間軸が違う

情報 主に確認する時 分かること
ハザードマップ 平時 想定区域、凡例、避難先、経路等
キキクル 大雨が予想される時・降っている時 現在から先の危険度の高まり
自治体の避難情報 発災のおそれがある時 地域住民に求められる避難行動

キキクルだけで自宅・経路・避難先の安全を決めません。平時の地図はハザードマップの読み方で確認し、大雨時にキキクルと自治体情報を重ねます。

土砂・大雨・浸水・洪水から災害表示を選ぶ

気象庁のキキクル画面を開き、まず心配な災害を選びます。最初に表示された一種類だけで終わらせず、自宅・勤務先・移動経路に関係するものを切り替えてください。

表示 主に見る危険 地図上の見え方
土砂キキクル 崖崩れ、土石流等の土砂災害 面の色で確認する
大雨キキクル 短時間強雨による浸水と、河川の洪水 浸水と洪水の危険度を重ねて確認する
浸水キキクル 側溝・下水等があふれる浸水害 1km四方の面の色で確認する
洪水キキクル 主に中小河川の洪水危険度 河川の流路に沿った色で確認する

海岸の高潮、津波、火山、地震の揺れ等は、同じ画面の四表示だけで確認するものではありません。災害名を取り違えないことが最初の分岐です。

大雨キキクルは浸水と洪水を重ねて確認できる

2026年5月29日からの新しい運用では、大雨キキクルで浸水キキクルと洪水キキクルを重ねて確認でき、個別表示にも切り替えられます。

住宅地の面が着色されているのか、川沿いが着色されているのかを見分けたい時は、浸水と洪水を一つずつ切り替えます。新しい情報名と警戒レベルの関係は2026年からの防災気象情報で扱い、本稿では地図操作に絞ります。

現在地ボタンの後に地名と周辺を照合する

スマートフォンでは位置情報を許可し、現在地ボタンで自分の周辺へ移動します。ただし、表示された印だけを正しい位置と思い込まず、次を照合します。

  • 市区町村・町名
  • 近くの川・水路・崖
  • 幹線道路、鉄道、橋
  • 公共施設や大きな建物
  • 地図の縮尺

現在地を中心にしたら、拡大し過ぎず、自宅周辺と避難経路が同時に見える範囲まで一度広げます。自分の印が無色でも、隣接する斜面、川、上流、経路側で色が高まっていないかを見ます。

家族の居場所は地点ごとに開き直す

自宅にいる人、学校・職場にいる人、移動中の人では確認地点が異なります。「家族全員の地域」を一画面で判断せず、それぞれの居場所を検索または地図移動で確認します。

位置情報を許可できない時は、住所や地名の検索、地図上の道路・川等から地点を合わせます。位置情報の誤差があるため、ピンの一点でなく周辺を面で見るのが基本です。

黄・赤・紫・黒は黒を待たずに読む

キキクルの基本的な色と警戒レベル相当は次のとおりです。

色 表示の意味 確認すること
無色 今後の情報等に留意 最新情報と今後の雨を継続確認する
黄 注意・警戒レベル2相当 避難先・経路・連絡方法を確認する
赤 警戒・警戒レベル3相当 高齢者等、避難に時間がかかる人を含め、災害別の案内と自治体情報を直ちに確認する
紫 危険・警戒レベル4相当 危険な場所にいる人は速やかな避難が必要な段階として行動する
黒 災害切迫・警戒レベル5相当 災害が切迫または発生している可能性が高い。命を守るため、その時点で可能な最善の安全確保を行う

気象庁は、土砂災害では高齢者等は遅くとも赤、一般の人は遅くとも紫の段階で、危険な区域外へ避難することが重要と案内しています。黒は安全な場所へ移動を始める目標ではありません。

同じ色でも、土砂、浸水、洪水で危険な場所と安全確保の考え方は異なります。色を見たら凡例と災害種別を確認し、避難判断の確認順へ進みます。

色がなくても危険ゼロとは決めない

無色や表示のない場所を、安全の証明には使えません。

  • 予測が急に変わる場合がある
  • 位置情報や地図表示に誤差がある
  • 基準が設定されていない領域がある
  • 小さな水路、道路冠水、現地の斜面変化等を表示だけで読み切れない
  • 雨がやんだ後も河川増水や内水氾濫への警戒が必要な場合がある

強い雨、冠水、川の増水、斜面の異常等を目の前で確認した時は、画面の更新を待つために危険な場所へとどまりません。

表示時刻と予測の動きを確認する

地図の色を見る前に、画面に示される対象時刻と更新状態を確認します。古いスクリーンショットや共有画像では、現在の状況が分かりません。URLから気象庁の画面を開き直してください。

時間スライダーや再生機能がある場合は、現在時刻だけでなく予測の動きも見ます。

  1. 対象時刻が現在に近いか確認する
  2. 自分の地点と周辺の色を見る
  3. 先の時刻へ動かし、色が近づく方向を見る
  4. 元の現在時刻へ戻し、自治体情報を開く

色の境界線だけを到達時刻として断定しません。予測にはずれがあり得るため、避難に時間がかかる人、暗くなる前の移動が必要な人等は早めに公式案内へつなぎます。

色が薄くなっても単独で避難終了を決めない

色が下がった、雨が弱まったという一画面だけで、避難先から戻る、川や斜面を見に行く、通行止めへ入る判断はしません。自治体の避難情報、警報、河川水位、交通規制、施設の案内が継続していないかを確認します。

自治体の避難情報と現地状況を続けて確認する

キキクルは、自分の地域へ出された避難指示そのものではありません。色を確認したら、自治体公式サイト、防災メール、防災行政無線等で、次を続けて確認します。

  • 対象の地区・町名
  • 高齢者等避難、避難指示、緊急安全確保の発令状況
  • 開設中の避難先
  • 通行止め、冠水、土砂、河川水位等の地域情報
  • 夜間・暴風・浸水等で移動が危険な場合の案内

洪水が心配な時は、洪水キキクルに加え、対象河川の指定河川洪水予報や「川の防災情報」等の水位情報も確認します。キキクル一つだけで大河川から小河川までの全状況を置き換えません。

避難指示等があればキキクルの色を待たない

気象庁は、自治体から避難指示等が発令された場合、キキクルにかかわらず速やかに避難行動を取るよう案内しています。

反対に、避難情報がまだ出ていなくても、紫が現れた、周囲で危険を感じる、移動に時間がかかる等の場合は、発令だけを待たず公式案内を確認して早めに行動します。編集部が個別住所の安全や避難方法を判定することはできないため、自治体・気象庁・消防等の最新情報を優先してください。

通信できない時に備えて公式入口を保存する

大雨の最中に検索から探し始めると、似た名称の古い画像や非公式投稿へ進むことがあります。平時に次を用意します。

  • 気象庁キキクルをブラウザのブックマークへ保存する
  • 自治体の避難情報ページを保存する
  • 家族で「キキクル」と「自治体情報」を開く担当を分ける
  • 通信障害時に確認する防災行政無線、ラジオ、テレビ、緊急速報等を決める
  • ハザードマップの必要ページを紙でも持つ

防災アプリの選び方では通知経路を比較しています。本稿はアプリ選びでなく、通知を受けた後に気象庁地図で地点・色・時刻を確認する操作を所有します。

通知は地図を開く合図として使う

キキクルの危険度を知らせる通知サービスもありますが、通知文だけで自宅の状況を決めません。通知を受けたら、公式地図で対象災害、地点、時刻、周辺の色を確認し、自治体情報へ進みます。

今日、現在地と四つの表示を一度開く

雨が降っていない日に、次の一分練習をします。

  1. 気象庁キキクルを開く
  2. 現在地を表示し、地名と川・道路で位置を確かめる
  3. 土砂・大雨・浸水・洪水を一度ずつ切り替える
  4. 凡例と表示時刻の場所を確かめる
  5. 自治体の避難情報ページも開いて保存する

今、色が付いていなくても問題ありません。災害時に初めて操作する状況を避け、二つの公式入口を迷わず開ける状態にするのが目的です。

まとめ:災害表示・地点・色・時刻・自治体情報の順で見る

キキクルは、心配な災害表示を選ぶ→現在地と周辺を照合する→表示時刻と色を見る→黒を待たず行動する→自治体の避難情報と現地状況へ進むという順で使います。

自宅の一点が無色でも安全とは決めません。平時のハザードマップと、災害時のキキクル・自治体情報を役割で分け、今日のうちに公式ページを一度開いてください。

よくある質問

キキクルとは何ですか?

大雨による土砂災害、浸水害、洪水災害の危険度の高まりを、気象庁が地図上に色分けして示す情報です。現在の雨と予測を用いて10分ごとに更新されます。平時の想定区域を読むハザードマップとは役割が異なります。

キキクルの赤・紫・黒は何を意味しますか?

基本的に赤は警戒レベル3相当、紫はレベル4相当、黒はレベル5相当です。黒は災害が切迫またはすでに発生している可能性が高い段階で、黒を待たず、危険な場所にいる人は紫までの避難が重要です。災害種別ごとの説明と自治体の避難情報も確認してください。

自宅に色が付いていなければ安全ですか?

安全とは断定できません。位置情報の誤差、表示対象・基準、予測の難しさ、雨が降っていない時に起こる内水氾濫等、キキクルだけで表せない条件があります。周辺、上流、自治体情報、河川水位、現地状況も確認します。

キキクルとハザードマップはどう使い分けますか?

ハザードマップは平時に想定区域・避難先・経路を確認するもの、キキクルは大雨時に危険度が高まっている場所を確認するものです。先にハザードマップで自宅と経路を調べ、大雨時にキキクルと自治体の最新情報を重ねます。

自治体の避難指示とキキクルの色はどちらを優先しますか?

自治体から避難指示等が発令された場合は、キキクルの色にかかわらず速やかに避難行動を取ります。キキクルは自治体の避難情報を置き換えるものではありません。移動がかえって危険な段階では、自治体・消防等の最新案内に従い、その時点で可能な安全確保を行います。