この記事で解決したいこと避難所へ行かない場合に、水と食料以外に何が必要か分からない

結論: 自宅と周辺の安全を確認したうえで、水・食料・携帯トイレ・熱源・照明・情報手段を3日分から整えます。

在宅避難の備えは、品物の一覧より先に自宅で安全に過ごせる条件を確認します。そのうえで、水・食料・携帯トイレ・熱源・照明・情報手段を3日分から整え、1週間分へ増やします。

在宅避難は「避難所へ行かない」と先に決めるものではありません。気象庁「災害の発生が心配される場合に、確認すべき情報のリンク集」(2026年7月27日確認)からハザードマップと最新の防災気象情報を確認し、建物や周辺に危険があるときは自治体の指示と安全確保を優先してください。

最初に自宅で過ごせる条件を確認する

次の一つでも判断できない場合は、自治体、管理会社、建築の専門家など確認先を決めておきます。

  • 建物に大きな損傷、傾き、火災、ガス臭などがないか
  • 津波、洪水、土砂災害等の危険区域ではないか
  • 玄関までの通路と複数の退出経路を確保できるか
  • 家具やガラスの危険が少ない生活場所があるか
  • 自治体から避難情報が出ていないか

平時にハザードマップを確認し、在宅と避難の両方を準備します。

止まる生活機能ごとに代替を用意する

止まる機能 困ること 平時に用意する代替
水道 飲用、調理、手洗い、トイレ 保存水、生活用水、携帯トイレ、衛生用品
電気 照明、通信、冷暖房、充電 LED照明、予備電池、モバイルバッテリー、季節用品
ガス 加熱、給湯 カセットコンロ、対応ボンベ、加熱不要食品
通信 情報取得、連絡 ラジオ、自治体アプリ、連絡先の紙控え
物流 食料・日用品の購入 3日〜1週間分の家庭備蓄

代替品は持っているだけでなく、平時に一度使います。特に火気・燃料・蓄電池は取扱説明書の使用場所、保管条件、禁止事項を守ってください。

在宅避難の備えリスト

水と食料

  • 飲料・調理用水: 人数×日数×1日およそ3L
  • 主食: 米、パックご飯、麺、パン、シリアル等
  • 主菜: 缶詰、レトルト、豆類、魚・肉のおかず等
  • そのまま食べられる物と、普段から食べ慣れた物

まず3日分と1週間分の決め方を使って不足量を計算します。

トイレと衛生

  • 携帯トイレ、汚物袋、保管用の袋
  • トイレットペーパー、ウェットティッシュ
  • 手指衛生用品、歯みがき用品、生理用品
  • 乳幼児、高齢者、介助が必要な人の専用品

断水時に便器に水を流せるかは排水設備の状態で変わります。防災トイレの備えを確認し、管理会社や自治体の指示が分かるまで流さない選択肢を持ちます。

熱源と食器

  • カセットコンロと指定されたカセットボンベ
  • 鍋、耐熱容器、缶切り
  • 食品用ラップ、紙皿、カップ、箸・スプーン

カセットコンロは換気できない場所、テント内、車内などで使用せず、メーカーの取扱説明書を優先します。

照明・電源・情報

  • 部屋を照らすLEDランタンと手元用ライト
  • 予備電池、充電済みモバイルバッテリー
  • 携帯ラジオ、イヤホン
  • 自治体の防災ページ、気象庁、家族の連絡先の控え

停電への全体準備は停電の備えに分けて確認します。

個人用品

  • 常用薬、服薬情報、眼鏡・補聴器用品
  • アレルギー対応食、乳児用ミルク、介護食
  • 季節に合う防寒・暑さ対策
  • ペットの水、食事、トイレ、避難用品

ペット用の在宅主在庫と持ち出し用は分けます。ペット用品を5〜7日分へ増やし、避難所・預け先も同時に確認する方法で、在宅できない場合にも備えてください。

薬や健康条件は一律のリストで代用せず、医療機関や薬剤師へ相談して更新します。

部屋ごとに分散して取り出せるようにする

  • キッチン: 食料、調理器具、日常用の水
  • 玄関付近: 持ち出し袋、靴、ライト
  • 寝室: 靴、手元ライト、眼鏡
  • クローゼット下段: 長期保存水、衛生用品

重い水を高い棚に置かず、扉や避難経路を塞がないようにします。持ち出し袋は自宅備蓄と分けてください。

3日分から1週間分へ増やす

最初の週は、水・食料・トイレ・照明を3日分。次の買い物から1日分ずつ足します。収納が足りなければ、同じ箱を積み上げるのではなく、部屋ごとに役割を分けます。

  1. 3日分を並べて不足を記録
  2. 一度使って手順を確認
  3. 4〜7日目を日常品で追加
  4. 半年ごとに期限、電池、家族条件を点検

状況が変わったら判断を更新する

在宅避難中も、気象庁の防災情報、自治体の避難情報、建物・周辺の状態を継続して確認します。この記事だけで避難判断はできません。

今日の最初の一歩は、ハザードマップを開き、自宅の災害リスクと避難先を紙にも書くことです。その後、防災チェックリストで家全体を点検しましょう。

よくある質問

在宅避難なら避難所へ行かなくてよいですか?

一律には決められません。建物・周辺の危険、気象情報、自治体の避難情報を確認し、危険がある場合は安全確保を優先します。

在宅避難の備蓄は何日分必要ですか?

まず3日分を使える状態にし、公的情報の目安である1週間分まで段階的に増やします。

断水しても自宅トイレは流せますか?

排水設備の状態によっては流せません。集合住宅の管理者や自治体の案内を確認し、確認できるまで携帯トイレを使えるよう準備します。