この記事で解決したいこと1週間分は多く感じる一方、3日分だけでよいか判断できない
結論: まず3日分を使える状態で完成させ、4〜7日目は同じ物を一度に買わず、日常で使う物から1日分ずつ増やします。
防災備蓄は、3日分を先に使える状態に整え、その後1週間分に増やすと迷いません。農林水産省「知って備える 家庭備蓄のイロハ」(2026年7月27日確認)は、食品を最低3日分から1週間分、水を飲料・調理用として1人1日およそ3L備える目安を示しています。
最初から7日分を一括購入する必要はありません。今日、人数×3日分の不足を数えるところから始めましょう。
3日分と1週間分は二者択一ではない
3日分は「最初に完成させる単位」、1週間分は「次に伸ばす目標」と考えます。
| 段階 | 役割 | 先に確認する物 |
|---|---|---|
| 1〜3日目 | 最低限の土台 | 水、すぐ食べられる食品、携帯トイレ、照明、個人用品 |
| 4〜7日目 | 支援や物流の遅れに備える追加 | 普段食、調理用食品、熱源、衛生用品、予備電源 |
災害の種類、地域、家の安全性によって必要な備えは変わります。自治体の防災ページとハザードマップも確認してください。
人数別に水と食数を計算する
水は人数×日数×3L
農林水産省の目安を使うと、飲料・調理用の水は次の量です。
| 人数 | 3日分 | 7日分 |
|---|---|---|
| 1人 | 9L | 21L |
| 2人 | 18L | 42L |
| 4人 | 36L | 84L |
2Lペットボトル6本入りは内容量だけで12Lあり、箱や容器を含めるとさらに重くなります。一か所に積まず、備蓄水の置き場所を決めてから増やします。
食事は人数×日数×3食
1人なら3日で9食、7日で21食です。ただし、21個の非常食を買うという意味ではありません。米、麺、缶詰、レトルト、シリアルなど、普段食べる物も数えます。
具体例は3日分の食料備蓄と1週間分の食料備蓄で確認できます。
まず3日分を完成させる順番
- 家にある未開封の水と食品を全部数える
- 水、主食、主菜、すぐ食べられる物に分ける
- 携帯トイレ、照明、常用薬等の個人用品を確認する
- 不足を3日分だけ買い足す
- 一度食べる、照明を点ける、調理方法を試す
水と食料だけで終わらず、断水時のトイレと停電時の照明も同じ3日単位で確認します。防災の始め方では全体の優先順位を整理しています。
4日目から7日目は1日単位で増やす
3日分ができたら、買い物1回につき「1日分」を追加します。1人なら、水3L、主食3食、主菜になる食品2〜3品が一つの追加単位です。
- 今週: 水とそのまま食べられる食品
- 次週: 主食と主菜
- その次: カセットコンロ等の熱源と衛生用品
- 最後: 嗜好品、予備電池、季節用品
古い物から食べ、食べた分を戻す方法はローリングストックにまとめています。
住まいと家族条件で調整する
狭い部屋
3日分を先に確保し、4〜7日目をベッド下、キッチン、クローゼットなどに分散します。避難経路や扉の前に置かないでください。
乳幼児・高齢者・持病・アレルギー
一般的な食品より、ミルク、介護食、常用薬、アレルギー対応食など代替しにくい物を先に数えます。必要量や保管方法は、医療機関、薬剤師、製品表示、自治体の案内も確認します。
持ち出し袋
1週間分すべてを背負うものではありません。自宅備蓄と防災リュックの中身を分け、避難時に持てる重さにします。
失敗しやすい3つの増やし方
- 同じ食品を大量に買い、食べ方を試さない
- 7日分の水を一か所に積み、取り出せなくする
- 日数だけ合わせ、トイレ・熱源・個人用品を数えない
日数はゴールではなく、生活を何日回せるかを見る物差しです。半年ごとに人数、季節、期限、置き場所を見直します。
今日の10分チェック
- 同居人数を書いた
- 3日分の水量を計算した
- 家にある主食・主菜の食数を数えた
- 携帯トイレと照明の有無を確認した
- 次の買い物で追加する1日分を決めた
3日分が完成したら、次は在宅避難の備えで、電気・ガス・水道が止まった生活を確認してください。
よくある質問
防災備蓄は3日分と1週間分のどちらが正解ですか?
公的情報では最低3日から1週間分が目安です。まず3日分を使える状態にし、住居・地域・置き場所に合わせて1週間分に増やします。
1人1週間分の水は何リットルですか?
飲料・調理用を1人1日およそ3Lとすると21Lです。3日分は9Lです。持ち出し用と自宅備蓄を分けて考えます。
一度に1週間分を買えない場合はどうしますか?
最初に3日分を優先し、その後は買い物ごとに水1本、主食3食など1日単位で増やします。





